明るい未来へ

2008/10/17



10月17日、NHK-AM朝の放送でいっていた。昨日、日本の市場は8500円以下に暴落した。一昨日は、過去最大の上昇率だった。昨日のニューヨーク市場は380ドル安から始まり、ピークは400ドル高、プラスマイナス800ドルの乱高下だった。401ドル高で終わった。明らかに社会経済異常現象である。ところで、世界海運市況というのがある。穀物とか重いものは船で運ぶ。いくらで運んでくれるのか。傭船契約のマーケットである。これがピークの後、大幅に下落した。2003年初に戻った。つまり5年前である。これは重要であるという。中国が勃興したのが2003年だった。世界の鉄鉱石及び石炭を買い集め、製品を世界へ売った。サーズという新型肺炎が中国を襲ったのも2003年だった。石油、鉄鉱石、石炭などの価格が高騰した。これらが全て剥げ落ちた。さて、古い船は燃費効率が悪い。それでも運ぶものがあふれていればそれらも運行させていた。市況が変化して、燃費効率の悪い船は廃船となった。荷物がないので新しい船も停船となった。ブラジルの鉄鉱石の中国に対する価格交渉も効かなくなった。中国は買わなくなった。既に十分原料としてヤードに山積みにされている。これまでは先高期待で無理して買っていた。ここに至ってはむしろ在庫整理である。状況は明らかに変化した。もともと銀行の信用不安があった。あの銀行は怪しいとなると、その銀行との銀行間に於ける融資が止まる。その銀行が破綻すれば、大損となるからだ。銀行に今、お金がない。事業者に対する新たな融資も行われなくなる。疑心暗鬼の世となった。これまでの欧米の事業会社は、資金は銀行からの借り換えで済んでいた。別に難しい事ではなかった。銀行不安でそれが期待出来ない。各企業が自分で資金を積み上げる必要が出てきた。つまり、現金の積み上げである。これまでの信用取引というシステムが怪しくなってきた。当然現金を使わなくなる。売掛は早期回収しようとする。中長期の設備投資はしない。原材料を買おうとしない。むしろ在庫整理である。このようにして経済は萎縮した。このような情勢に於いて、投資家は様子を見ている。もうちょっと何か善い材料が出てこないものか。それまでは買いを控えている。投資家の視点は、労働者のそれではない。労働者は時間給を基礎とする。だから月収1000万円はあり得ない。非常識である。投資家は違う。彼らの基準は、発想とタイミングと仕掛けである。それらを総合的に勘案して判断する。判断した時には成功が見えている。故に月収1000万円もある。さて、株価が乱高下している。これほど株価が暴落すれば、最大のチャンスと見る投資家がいる。まだまだどうなるかわからないと不安に思う投資家がいる。何か、きっかけが欲しい。本当に大丈夫なのだという材料が欲しい。それは何か。お金はある。今にも動き出そうとしている。しかし未来が見えない。何処へ進もうとしているのか。目的地が定まらない。それを定めるのは政治である。つまり、ビジョンである。未来を描く必要がある。目的地が定まればいい。投資家は投資する。夢は実現する。思考は現実化する。明確な夢と思考が提示されると、投資が始まる。未来は定まった。誰が描くのか。大きな時代の転換期である。楽しいね。日々を楽しもうね。人間に生まれて良かったね。どんなに障害を持って生まれても。此処から始めればいい。楽しく明るく。


何もかも明日は我が身と知る頃に東の山に十六夜の月

株価暴落の理由


2008/10/16



アメリカは金融で利益の40%を確保していた。この度のサブプライムローンの崩壊でそれが吹っ飛んだ。どうしてそれほどの大穴が空いたのか。日本に於けるバブルの崩壊と同じ構造があった。さらに悪い事に、レパレッジ(梃子)という金融工学理論があった。それは信用取引に等しい。工学というだけに規模がデカい。実体のない債権の評価額があった。そして債権が転々と流通する度に利益を上乗せした。既にそれらの利益部分は消費されていた。実体がないとする所以である。そしてその債権がある日突然支払い不能となって無価値となった。残ったのは実体のない膨大な損失だった。アメリカの経済が回復するのに5年かかるといわれている。

世界最大消費地がなくなった。それでアメリカ市場からマネーの引き揚げが始まった。それが株価大暴落だった。日本に於いても日経ダウ1000円台の乱高下があった。日本からもマネーの引き揚げが始まったからだった。何処まで行けば底を打つのか。それが見えない。底をついたら、投資家にとって、人生に二度か三度の大チャンスである。どうして日本から急速にマネーが引き揚げられているか。日本の経済は、輸出に依存する。その依存度は50%以上であるといわれている。この度の金融危機の意味するところは何か。これまでの大消費地が悉くダメージを受け、購買能力を失った。当然経済のパイは縮小する。 投資の旨みはない。マネーは眠りはしない。次なる投資先を探す。それは何処か。耐久消費財等、広告宣伝に随って、商品を購買するのは中産階級である。既に中産階級であった者たちは、投資していた限り、没落した。アメリカに於いては、これから中産階級となろうとした方々の夢の基礎を壊した。彼らは負債を背負った。当分立ち直れない。故に、旧来の中産階級に旨みはない。これから中産階級は何処に現れるか。中国、インド、ブラジルである。彼らの購買意欲を燃焼させるには何が必要か。供給は先進国がする。需要は中産階級である。彼らのところにお金があればいい。お金があれば、商品との価値の転換が起こる。つまり、商品が売れる。流通が起こる。お金を彼らのところに流せばいい。それが製品に転換されていく。即ち、投資である。その為に、ヨーロッパ、アメリカ、日本から資金の現金化があった。それが株の売却だった。以上、この度の株価暴落現象の理由であると思われる。さて、野菜は水と太陽の光があればいい。光合成。生産者植物と消費者草食動物。二酸化炭素が原料である。恐竜はチラノザウルスが現れて滅んだ。宇宙と生命は連動している。人間行為の殺戮が何をもたらすか。荒れ狂う自然現象である。枕崎台風は何だったのか。嘘と暴力は滅びへの道である。自然は裏切らない。法則通りである。何か野菜を食べたいとする。六ヶ月前に種を蒔く。後はお世話をすればいい。水やりと草抜き。病害虫から護る。それが育てるという事だった。お世話をするとは下男下僕として支える事だった。幸せへの近道である。やがてハーベストが来る。霜が降りたら、農作業は終わる。日本は自然を知っている。自然と共に生きて幸せである事を知っている。根絶やしの野蛮はない。自然の法則がある。これを破ればどうなるか。自然の秩序がある。これに反すればどうなるか。知性の秩序がある。黄泉が喜ぶ知性がある。開発するべきは何だったのか。天も地も喜ぶ。乾坤大地喜びの詩となる。しばらく道を間違った。引き返せばいい。そして再び歩み出せばいい。本来日本の道がある。思い出せばいい。秩序も回復する。その意味で自由を履き違えた諸価値を破壊する勝手はゆるさない。唯自己利益追求主義を脱する。商人根性の支配は終わる。反省とは同じ轍を踏まない事。戦争は放棄している。宣言する。世界の中の日本の選択である。世界に於いて重要な使命を自覚して果たす。既に基は目覚めた。小さな権力闘争の時代ではない。平和から平和へ。人類は十分に進化した。無神論者は表舞台より去るべし。社会を壊した責任をとって頂く。神仏は実在する。その教えが真実真理だった。それを知らず、わからない事を以て否定し、勝手した罪は重い。テレビ界及びお笑い芸能界がその末期権化だった。謝るとはどういう事か。罪を犯せば償う。お金で償えるならお金で償う。身体自由を以て償うべきは身体自由を以て償う。日本には生命を以て償うべき罪もある。筑間先生に教えて頂いた。それが秩序である。もとに戻す。テレビ界お笑い芸能界に申し上げたい。貶めてはならない価値及び秩序がある。生命としての基がある。それは何か。知らない事を以て勝手が過ぎた。無理もない。それは埋没していた。それが自覚したらどうなるか。世界が変わる。それへの配慮があればいい。もはや知らない事を以ての勝手は通らない。通りゃんせ。善良及び正直は通る。白隠八難透「牛過窓櫺」、通る。昨日は殊の外廓然無聖だった。十六夜の月の出は東の山の端に煌々と輝いた。生命体として此処まで進化した。人間で良い。人間でいたい。生命体としてのゴールは何か。神仏である。神仏が神仏として歩み、神仏となった道がある。既にのこされている。長くて曲がりくねった道かも知れない。或いは一本の命脈。それはある。知らずに勝手したね。滅びたくはない。滅ばせはしない。未来は明るい。生命はかつて硫化水素の海より生まれた。常に試練はある。それを乗り越えてパラダイスがある。本当のパラダイスがある。進もうではないか。今を正して未来へ。時は代わった。彼はいった。人類は大丈夫だよ。本当だよ。