鍛えるべきは

2011-11-06


  • 求めていたのは力だった どのような力だったのだろうか 知性だろうか 感性だろうか それよりも何か大いなる存在だろうか 法華経に曰く 「我が力にあらず 唯仏の威力による」 これを信じることが出来ることだった それは実体験を要する 経験的事実に基づいて確信となる そのために知性を要する 感性を要する 学校教育もそのためにある お金を儲けるとか 儲けないとか 幸せになるためとか 道徳さえも レベルが低い 幸不幸はある どちらも己の分際である あるいは限界である それらを知って真実に至る 真実とは何だったのか 人生に無駄はない 生まれた意味は何だったのか 私たちはあまりにも考えることにおいて怠惰だったね 大量生産大量消費と便利さの物質文明で幸せになれなかった 私たちはもっと精神を鍛えるべきだった そうしないと本当に求めていた力は得られない 本当の力とは何だったのだろう 見えない世界に受容祝福されることだった 見えない世界とは祖先だった 祖先に好みがある 道元曰く 「花は哀惜に散り草は棄嫌に生ふる」 仏の第一義は空だった 始まりは何もないところから生れる その始まりに如是我聞があるといいね 好ましい関係と好ましくない関係がある 始まりが大切だね 何もないところとは何だったのだろうか 民法における効果意思だ 何を意欲するか それ相応の結果がある 失敗もある 失敗もあっていい 失敗しなければわからない 終わりは終わりではなく即始まりである 好ましくない関係は断てば善い 禅においては『応無所住而生其心』 それが法華経における『一切種智慧』だった その種が心だった 何を思いますか 何を目指しますか 「自分はなりたい自分になっている」 だれのせいでもない 親が悪いのではない 社会が悪いのでもない 本当の幸せになりたいね 今幸せですか それとも不幸ですか 怖れのないこと 不安のないこと それが幸せです どのようであれば幸せだったのでしょうか 不幸せを知らないと幸せもわからない 森有正氏は言いました 「すべて経験するしかない」 それに至ったのは全集『補遺』になってのことでした 人生シンプルが善い シンプルであることも複雑を通って至ったシンプルである 子供たちに今 何が必要だろうか 慰めだろうか 無菌状態だろうか 鍛えることだよ 泥にまみれることだ 骨は折れるとその部分強くなる 壊れた心も治癒すれば強くなる 心の病はフロイト理論では治らない ますます悪化させる そして医者と製薬会社の餌食となる 治癒方法はないのか 白隠禅師もいわゆるノイローゼを患った 彼はある仙人に教えて貰ってそれを実践した そして治癒した それって何だろうね それが瞑想とかヨガの目的だったのだろう 坐禅もそうだろうね 人間って不思議だね 好ましい脳内分泌物がある 戸塚ヨットスクールはその運用を間違った さて人間関係は同レベルで触発する 存在は周波数だった 愛とは動植物及び岩石も喜ぶ周波数である それが仏においては慈悲であり キリストにおいてはアガペだった 己の周波数をそれと同調させることが出来るだろうか それが仏の状態である その時 何が起きるのだったか 法華経に曰く 「すべて自分の中で起きる 余人の見ざるところならん」 それが真実だった それは見えない世界に受容祝福されることだった 天地も驚く あるいは反応する 仏の宣言で宇宙が動く 日月照らして祝福する それが証明だった 本当の幸せを知る それが真実の仏法だった 時代は動き始めた 新しい時代である 鍛えるべきは精神 人生に無駄はない 法華経に曰く 『智慧の日月』 パスカルは言った 「人間は考える葦である 葦を通して宇宙を見る」 考えることが人間の万物の霊長たる所以だった 考えることで賦与された『神の七つの力』が輝き始める 山田無文曰く 「聖諦第一義はわかってもこの廓然無聖はわからない」 『廓然無聖』とは何だったのか 即ち「日月照らし風が吹く」 経験を要する そして至る 真実へ 鍛えるべきは精『神である それは考えることだった そして宇宙と同調する 私たちは幸せになるために生まれている 何が幸せだったか お金ではなかった 権力でも 武力でもなかった 私たちは物質文明の中で考えることにおいてあまりにも怠惰だった 既に四聖はそれを見抜いていた 知る人にとっては事実である 知らない人にとっては神秘である 恐れはないか 不安はないか それより自由となる時代を迎えた 新しい時代である 封建時代は土地を媒体とする農民支配だった 資本主義はお金を媒体とする労働者支配だった お金持ちはますますお金持ちとなる 労働者はついにお金持ちになれない そのようにシステムが出来ていた 学校教育は有能な労働者を育成しようとしてきた 子どもたちが今 それでは幸せになれないことに本能的に気づいている 私たちは失敗したのである 恐竜が滅ぶ頃にネズミがいた リーマンブラザーズは何をしたのだったか レパレッジ金融工学だった ターゲットは中産階級 それが破綻した 中産階級が消費者階層だった 社会は購買力を失った よってデフレとなった 大量生産大量消費に帰結した現代社会の基礎が失われた これは修復できないのかもしれない 貧富の差が拡大した どうなるのだろうね ギロチンは避けたい あまりに野蛮である お金はそれ自体善でも悪でもない 運用する側の責任である お金も社会のために働きたいと思っている 何が間違っていたのだったか カルバンに始まる自己利益追求重商主義だった 取引行為にはある程度の偽妄が内在していることを民法自体が認めている これが一人歩きした 魔に著されて それが知恵だと思った それが西洋思想は既に19世紀に没落していたとするところだった 無理もない 西洋の発展の基礎はインカより奪った金だった 日本の金との関係についても為替レートを利用した粗悪なメキシコ銀との交換があった 始まりがあまりにも縁起が悪い そして世界は気づいた 世界は待っている 新しい時代の新しいパラダイムを 高齢化社会 少子化 デフレ 人類はいまだかつて経験がない 教科書はない 日本は先陣を切ってそれを乗り越えようとしている 時代は今 混迷の時代である 春の来ない冬はない いつか朝日が東の空に昇る 「日出づる那(くに)」である 一つの終わりである それは即新しい始まりである 始まりは何もないところから生れる それが空だった 見えない世界だった あるいは祖先だった コロンブスが西インド諸島を発見したのは1492年である それから大航海時代が始まった 時代は今 それに等しい どこへ向かうのか 目的地は何か 『愛の園』である 本来日本生命進化傾向である 日本は海洋国家である 国境は海だった 文化的ガラパゴスである 世界の知らない知恵と経験の宝庫である dig it ! それはDNAの中に記録されている 武将として