過去から自由となって

おはようございます。只今、5:57am。外は雨が降っています。呉市広にあるジョイフルでミートスパゲティとドリンクバーで時を過ごしました。599円。そして本を読みながら考えていました。読んでいた本は斎藤一人さんのものでした。時代が変わったって思っていました。どのように変わったのかなって考えていました。あるいは探していました。斎藤一人さんの本はとても示唆に富むものがありました。人が時代を変えるのではないとありました。人が何を求めているか、それを先に見抜くから時代をリードしているように見えるだけだとありました。

さて、大反省の頃となりました。何もかも思い違い、勘違いしていたのは自分だったのでした。この世は血塗れではないと書いていたのは吉田健一氏でした。この世に住むべきところがないなら、自分で作るしかないとも書いてありました。吉田健一著『思い出すままに』の中だったでしょうか。学生の頃にはこの本が何故かお守りのようになっていました。この本を読むと、何故かこころがおだやかに治まる不思議さがありました。

ところで、禅のテーマに『応無所住而生其心』というのがありますね。まさに住するところなくして、そのこころを生ずる。すべてこころだったのです。もともとなにもないところからこころが生じます。そして行為となります。それによって結果となります。民法では効果意思とかいいます。もともと何もなかったのです。不安も畏れも懐疑も。こころは何処から来るのでしょうね。過去の経験からです。この世の経験だけではないですね。遺伝子的経験もあります。それが亦、因縁ということもあります。因縁とは何だったのでしょうか。過去の行為が原因となって自分に帰ってくるのでした。これも大宇宙の法則だったと仏さんから教えて貰いました。その本体は恨みであり、妬みだったのですね。それが仕返しに世代を超えてやってくる。人間レベルでは因縁には勝てない。それで魔が差すということもあるのでした。この解決が出来ると良いですね。過去から自由となって、この世の人生を新しく始めることが出来ます。人間である限り、自ら出づること能わずということになっているようです。仏さんの助けを借りるしかないようですね。かつて日本はそれを知っていました。何時の頃からか、見失われています。

斎藤一人さんの本に、出世できない人は自分の本業以外のことに興味を奪われているとありました。自分の本業以外の勉強はする必要がないとありました。必要のない資格はとるべきではないともありました。此処から学校の勉強は社会に出ると役に立たないといわれるのでしょうか。それはそれで良いですね。しかしそれがすべてではないですね。どういうことでしょうね。人生に無駄はありません。無駄と見えて、それがなくては気づけないものがあります。何時か無駄と見えたことがすべて意味を持つ瞬間が来ます。無駄が多ければ多いほど、内容的には豊かです。富士は何故高く美しいのでしょうか。裾野があるからですね。裾野は無駄に見えます。しかし裾野がなければ富士ではないのです。学校の勉強が社会に出ると役に立たないなどともういわないで下さいね。出世だけが人生ではありません。この世に生まれた意味は何だったのでしょうね。過去の失敗を少し修正して幸せになるためでした。この世の人生は過去からの魂の遍歴の一齣です。前世があり、来世があります。これを知らないから、この世の人生を旅の恥はかき捨てとしていませんか。各種犯罪がそれです。凶悪な目をしていませんか。すべて姿に露われています。民事訴訟法ではこれを以て全体の趣旨とします。ファンは騙せても知性は騙せません。学校の勉強は無駄と見えます。故に価値があるのです。この辺りをわかって下さいね。斎藤一人さんの本は時代が変わったことについて、とても的確な示唆がありますね。本物の時代が終わり、本当の時代となったとありました。そして実力の時代となりました。その時、実力の要件は人柄です。それは亦、アンドリュー・カーネギー氏の説く心構えでした。法華経でいう是を以て貿易するべしとする是とはこれだったのですね。本来日本の目指していたものもこれでした。貿易立国日本は決してイエロー・モンキーではありませんでした。とりもどすべきものがあります。それは何だったのでしょうか。賓主歴然。見える人には見えています。故に謙虚さが必要です。安易なセレブ的成功論に乗じて衆愚を導き、故に繁栄していたテレビ界とお笑いが壊した本来日本の諸価値があります。

大きな転換期が来たようです。過去を見直し、少しの修正をして、過去から自由となり、新しい日々を始めることにさせて頂きます。人生に無駄はありません。すべて感謝となる日が必ず来ます。あなたにも。