ギャーティだった

2011年10月02日

  • 九分九厘は理解していた しかし余の一厘がどうしてもわからなかった それ故に迷っていたのである 楽及び楽の相を失っていた テクマクマヤコン さぞ心配したことであろう まさか自分だったとは 冗談がきついね それならそれと早く教えて欲しかった しかしそれでは自分のものにならない約束だった そしていつか辿りつく 何処に辿りつくのだったのだろうね ギャーティだった 今宵 近くの海岸で佇んでいた 突然ドンと直ぐ傍のドラム缶が鳴った 近くの緑色のビルディングのオフィスには日曜日の深夜だというのに電灯が点っている そしてアオサギが何処かでギャーと鳴いた それが合図であるかのように対面の遠くの製鋼所の煙突からオレンジ色の炎が上がった それを見て岐路に就いた 草むらのコオロギの音がとても美しかった さてこれからどうするのだろうね 方向性は見えている 脱却するべきものがある あまりにも世間に惑わされていた それが流行だった いつまでも流されはしない 自分は自分でいい 情報は発信したところに集まる 需要は創出するべきものである それを確認したのだった いい人生だった 感謝している 面白かった 一つの大きなテーマが完結した 課題が一つ解決すると次の課題がやってくる まるで数学の例題であるかのように