梅のごと 櫻の如き 紅葉かな

第三次生物多様性国家戦略がある。既に動き始めている。地球温暖化の問題も環境ホルモンの問題もバイオテクノロジーの問題もこの中にある。生物としての生存を持続的に考える時代となった。万物の霊長として。ところで個性を大切にすることこそ多様性に関する寛容性だった。それぞれの存在価値を認めて、それぞれが幸せであることを考える。その時、国家間の紛争解決のために選択肢としての戦争はない。庶民を盾とし、原爆を帰結とする現代戦争は無価値となった。日本は大きな代償を支払ってそれを学んだ。戦場となった国々の方々及び相手国の方々並びに犠牲となった多くの日本国民に対して心から申し訳ないことだった。故に平和主義憲法は歴史的所産であり時代の宣言だった。プログラム規定としての日本国憲法成就の頃である。世界に於いて重要な使命があるとするその立場が確定した。

探していたんだ。何を。失われた本来神国日本。「唯独(ひとり)自ら明了にして 餘人の見ざる所ならん(平楽寺書店刊『訓読妙法蓮華経并開結』p315)」。

この世に秘密がある。古来大和卑弥呼の系譜といえる。あるいは大宇宙の法則。あるいは大自然の法則。秘密は解かれた。21世紀の約束だった。新々大陸発見。

【ブレイク】
われに心の悦びと
心のすこやかさあり
われの愛する妻ありて、われを愛す
わが身体 これすべて実なり
おのれを愛するほどに他を愛し
他をあがむるものはなく
おのれほど偉大なるものを
知ることあたわず

【谷川俊太郎】
黙っていた方がいいのだ
もし言葉が
言葉を超えたものに
自らを捧げぬ位なら

【世阿弥】
秘せずは花なるべからず

【ブレイク】
人は全て各自の妖怪に支配さる
時至りて人間として目覚め
湖の中へ妖怪を投げ捨てるまで

【イェ-ツ】
我々が真に生き始めるのは
人生を悲劇と感じてからである

【ヘッセ】
内面への道を見つけたものには
燃える自己沈潜の中で かつて
自分の心が 神と世界を ただ
形象 比喩として 選ぶのを
知恵の核心をおぼろに感じたものには
すべての行為と思考が
世界と神を含んでいる
自分の魂との対話になる