2007年08月10日

シャガールの夢

世界は開かれました。十分な世界です。これほど祝福されていたとは思いませんでした。探していたものは見つかりました。これだったのです。それは何だったのでしょうか。この世の人生でした。夢は実現したのです。どのようにしてそれはなされたのでしょうか。導かれていたのでした。これで生きてゆけます。絶対の自信です。それは何だったのでしょうか。神仏の守護でした。振り返ってみると、孤独過酷な人生だったと思うのです。しかし、すべて意味を持ちました。すべてつながりました。過去を未来に移すとはこれだったかも知れません。思えば生まれてきた時からそうでした。人生とは何だったのでしょうか。本来の自分を知る旅だったようです。そして見つけたのです。見つけた自分は何者だったでしょうか。大鏡。浄瑠璃。長唄。もう、これで良いのです。これ以上はないのです。そう思われます。おそらく至り着いたのです。永遠の夢の世界へ。桃源郷かも知れません。これを探していたのでしょうか。永い道のりでした。過去からの代々の魂の遍歴でした。このような形で現世で至れるのでした。それほどのものが与えられていたのでした。気づけば、生まれた時からそうでした。感謝しかありません。仏の故でしょうか。神の故でしょうか。何れにしても私は至ったようです。日月照らし風が吹く。お天気坊やでした。お金も名誉も地位もありません。人生も青春も失ったかと思われました。そうではなかったのです。すべて投げ出していたのでした。故に与えられたのでしょうか。幸せはあるのです。これほどの幸せはありません。宇宙。世界。地球。生命。自然。今宵もアオサギが鳴きながら海を渡っていきました。謎は解かれたのです。これほどの謎はありませんでした。古来大和の謎でした。久遠の秘密でした。私は解いたのです。ヒントは私自身でした。永遠の歓喜です。これが夢=願いだったのでしょうか。夢は実現するのです。大きな夢を抱こうではありませんか。必ず実現するのです。諦めないことです。自分の夢を信じることです。導かれます。そうした約束があります。テレビタレントの如き哀しい眼をした浅薄な夢ではありません。シャガールの夢です。かくも困難な戦後の世の中に此の花を咲くことが出来るとは思いませんでした。本末転倒を嘆くばかりかと思われました。面白くなってきたようです。人生は楽しい。楽しむにしくはないのです。仏法が解るとどうなるのでしょうか。鈴木大拙氏は書いていました。不傷害の徳があると。そして撃ち方止めとなると。そうですね。すべてがゆるせます。ゆるされたのでしょうか。そして思うのです。これまで、随分と迷っていたことでした。自信がなかったのです。これだけの尊大な自分を申し訳なく思っていました。それ故に、随分と迷惑をおかけいたしました。心が決まらなかったのでした。今なら、何もかもストレートに言えそうです。こうした自分に早くなれていたなら、きっと幸せを掴んでいたことでしょう。これからでも遅くないと信じます。ありがとうございました。