内面から満たされて

2013年06月09日

  • ある市総合体育大会ソフトテニス男子決勝を見ていた。私もその頃はこのレベルだったのだと思った。高校になってテニスはしなかった。否、できなかった。そのような家庭状況ではなかった。何もかも奪われていた。何が原因だったのだろうか。戦争だったのだろうか。中学校では学年で一番もとった勉強もできなくなっていた。恋愛などできなかった。そして社会では今、ネグレクトが問題となっている。厚労省の報告書では、DVがある家庭に育った子供は虐待があったものとみなされている。学校におけるあらゆる不適応の原因がそれではないだろうか。人類は自由を求めて進化している。故に、独裁者はいつかギロチンの露となった。だが、その過程で失われていたのが愛だった。愛とは何でもゆるしゆるされる関係である。教育の目的である。愛を知らない家庭で育った子供たちは愛を知らない。それで愛を求めている。しかし裏切られて様々な症状を起こす。問題行動も不登校もそうした背景があるのではないか。そうであるなら、そうした問題を解決する方法が明らかとなる。叱っても無駄である。強制しても意味がない。内面から満たされて初めて人間は変わる。そうした教育課程を真剣に考える頃である。幸せな子供たちがいる。不幸せな子供たちがいる。マザーテレサは言った。「人間にとってもっとも恐ろしいのは無関心である。目の前に倒れている人がいて、その人を一人にしてはならない」。


今更だね

2013年07月10日

  • 何を求めていたのだったろうか。世間虚仮、唯仏是真の真実だったのだろうか。人生は無駄に過ぎたかと思われた。悉く夢は実現しなかった。何故だったのだろうね。本当に求めていたものは何だったのか。いつか適量に達する。バケツに一滴一滴たまりゆく。満杯になった時、それが明らかとなる。長い時を要する。大器晩成である。そして時が来る。あなたが求めていたものはそれだった。不思議な人生があったね。すべて無駄ではなかった。それほどまでに約束されていた。そうだったのだよ。あなただったのだ。そして自覚する。生まれて良かった。生きていて良かった。いつか報われるよ。はるかなる魂の旅路。この世での邂逅。それが約束されていた。ゆえに、越えなければならない試練があった。見事だよ。あなたは務めを果たした。そして見る。 世界はかくも美しい。たどりついたね。蓬莱山であるか。桃源郷であるか。代々の務めがあった。父もそうだった。祖父も。尊祖父もそうであったに違いない。ある新聞に書いてあった。属性を要する。属性がなければわからないことがある。何を属性とするのであったのか。言う必要はない。私たちは知っている。本来日本の属性である。わかったようだね。もう、大丈夫だね。あなただったのだよ。今更だね。あなたの右に出る者は誰もいない。今も昔もこれからも。あなたこそ、スタンダードだった。よってあらゆるセレブ、基準が明らかとなった。代々の約束である。彼に苦悩があり、解かねばならぬ謎があった。謎は解かれた。何を背負っていたのであったか。敗戦。戦後はことのほか困難だった。全共闘及び日教組の支配があった。それが終わった。彼は戦い抜いた。マラソンにおける最終ランナーである。そして護持したるものがある。それは何だったのか。国旗掲揚、君が代斉唱。日本は日本である。御名御璽。彼こそ彼だった。いずれにしても、テレビ界およびお笑い芸能界の罪がある。これより裁く。あまりにも勝手が過ぎた。裁くは祖先の総体としての黄泉である。神仏は実在する。戦後日本精神骨抜き占領政策に乗じた繁栄は悉く滅びる。お笑い芸能界がその権化だった。子供たちが錯覚している。おもしろければいいとする。そのおもしろさとは、いじめの構造だった。