神仏及び祖先と同じ月を観る

  • 彼はいっていた。本当に孤独だったと。彼を理解する者はついにいなかった。彼は探さなければならなかった。棲むべき世界はなかった。そして彼は何時か見つけたのだろうか。何を見つけたのだったろうね。もはや彼に手出しは出来ないという。どういうことだろうね。彼は何処を彷徨っていたのだろう。何と戦っていたのか。何と出逢ったのか。祖先であるか。仏であるか。神であるか。それはいるといっていた。チカラは得たらしい。どのようなチカラであるか。誰も知らないという。知る人は知っているという。黄泉も知っているという。時だね。不思議だね。それが世界だった。彼は取り戻すという。何を取り戻すのだろうね。本来日本だという。馬鹿げているね。しかし、既に時代は動き始めたらしい。彼こそ彼だったのだろうか。既に記録はあるという。待つべきは何だったのか。事の戒法であるか。彼の自覚だったのか。子供の時よりそうだった。父がいた。祖父がいた。誰も知らないその実体に彼は気づいていた。それは何だったのか。秘すべし。秘すべし。秘すべし。その時も過ぎたのだろうか。勝手が過ぎた。知らずに。それも通らなくなった。何故だろうね。ヒロシマに謎があった。それは何だったのか。日の丸君が代であるか。もう、どうでもいいね。笑うしかないね。呵々大笑。彼は何をしたのだろうね。何処にスイッチを見つけたのか。そのスイッチを押したのだろうか。何を発掘発見検証証明したのだろうね。禅のテーマは自分は何者であるかだった。確かめた自分は何者だったのか。終わりは終わりではなく、亦、始まりである。前世がある。来世がある。それを知らなかった。そしてこの世に於いて旅の恥は書き捨てとばかりに勝手した。そうであろう。前世でのリードを今世で覆せると思ったか。武士には少なくとも精神修養があった。故に町民は憧れた。テレビ界を支配している早稲田閥あるいは全共闘の自由が自由ではない。何を粗末にしたのか。何を笑いものにしたか。迷惑である。いくつか失敗もあった。修正すればいい。来世を何処から始めるのか。今世のテーマだった。勝敗は決した。王法仏法に冥し、仏法王法に合した。天が祝福している。地も喜んでいる。この人生で目指すべきはそれだった。ここ四百年来のことに過ぎないお金ではなかった。現世セレブも不安より自由になれない。重きによって天の処断がある。これより思い知る。残念だったね。貧しき者は幸いである。聖書に曰く。神は高きを低くし、低きを高くするために来る。孤軍奮闘勉励刻苦三十有余年の戦いがあった。浮かれた世間に馴染めなかった。キンピカ先生は何だったのか。教育をなめていないか。彼等は広島高等師範を知らない。何もかもビジネスにしてしまった。何と戦っていたのか。最終最後最大の敵は自分自身だった。奪われたものは取りもどす。黄泉も制したという。風神雷神の謎も解いたか。大風をも制御する。民のためにする時、神風も吹く。征夷大将軍の要件だった。義経は何故討伐されたのか。征夷大将軍は頼朝だった。公共性概念は自分のためにしない。公務員は私的利益追求の外である。行政は民法化から商法化した。何を勘違いしたのだろうね。何を根拠に思いあがったか。一枚の公務員試験で権力を手に入れたとでも思ったか。公務員は公僕である。使用者は国民である。公務員法に規定されている。日本国憲法に秘されていたものがある。本来日本は滅し給わず。成就の頃である。主権在民、国民主権。六祖鉄鉢、奪えはしない。十分に勉学した。教育もあった。そして彼は自覚した。二千年来の物語の謎は解かれたという。凱旋の頃となった。錦の旗を立てよ。彼は帰ってきた。新しい時代である。代々の務めを果たす。時代をつなぐ。彼でなければ出来ないことがあった。その為に生まれていたか。調べなければならないものがあった。探さなければならないものがあった。確かめなければならないものがあった。そして疑えなくなった。それは何だったのか。戦後は殊の外、困難であった。父の教育があった。祖父の慈愛があった。夢が託されていた。見事、応えたか。時を要する。自覚を要する。気づけば世界はとてもシンプルである。しかしその過程は至難の道である。獅子の子は千尋の谷に突き落とされる。何時か這い上がる。どんなに時間がかかっても。そして命は霊活となる。それも宿命だったか。その時が来る。そしてそれまで通ったことも通らなくなる。時代は待っていた。新しい時代を開く。容赦しない。そして神仏及び祖先と同じ月を観る。彼はいった。日本は大丈夫だよ。ええ加減な奴に用はない。自分に出来ないことを理由にそれを正当化し、あるいは言い訳をするだけでなく、事態を改善することを考えようともせず、むしろその負担を構成員に転嫁するようなリーダーはリーダーではない。真実開示一箇自覚廓然無聖思念力。日月照らし風の吹く。覿面提示、電光石火。天罰覿面、振り向けばロトとなる(都美=罪)。獅子吼脳裂百雑砕。どのような悲しみの中にもそれと同等かそれ以上の幸せの種がある。流した涙が多ければ多いほどこころはきれいになる。スターミュージシャンの要件だった。真実とは、神仏は実在する。何時か至る。誰もが至る。必ず至る。喜び世界がある。苦悩の英雄ベートーベンもそうだった。夢は実現する。ダビンチだった。思考は今、現実化する。アンドリュー・カーネギー氏の遺産だった。幸せはお金ではなかった。お金を通して自分の可能性を実現していただけだった。本当の幸せとは何だったのか。真実を知ることだった。彼の求めていたのはそれだった。故に高校以来のテーマがあった。即ち、『失われた何か大切なものを求めて』。身分に安住して甘えた象牙の塔の中での商業的研究では至れない。真実は空閑=荒野にある。