魔との戦闘の後でⅡ


それについては割愛します。これより始まるのです。気づいてからが本当の人生だったのです。知らない者達は歌います。人生を語らずと。そして自分を正当化或いは言い訳をするのでした。魔との戦闘があります。それは自分自身との戦いでした。それに勝利して何かあるのです。それはありました。彼は気づいたのでした。
この世に天国もあれば地獄もある。この世の幸不幸は自分次第だったのです。あの世のことではなかったのでした。そしてこうしたことも語らなくなるのでしょう。本当の愛と幸せを語り始めるようになるのでしょうか。既に未来の夢としての平和は見出したのでしょうか。彼の人生は無駄かと思われました。もう復活はないのかと思われました。そうでもなかったのです。彼は見つけたのでしょうか。それは何だったのでしょう。これから明らかとなるのでしょうか。本来日本を取り戻すといっていました。どういうことでしょうね。鶴の恩返しかも知れません。本当の幸せはあるのでしょうか。それはどのようなものだったのでしょう。彼はいいます。真実は神仏の実在とその邂逅である。そして神仏の受容祝福守護を得て本当の幸せとなる。その時自信が回復する。その自信は絶対といえる。故に不安はない。怖れはない。疑いもない。すべてを受け入れることが出来る。その時、真実の人生が始まる。日月照らし、風が吹く。何もかも好転し始める。幸せがやって来る。如来のように。その時、生きていてよかったと思う。生まれてよかったと思う。この世は素晴らしい。世界は美しい。好ましい人間関係が訪れる。愛は人間関係だった。美しい風景が待っている。芭蕉も広重もそうだった。そしてそれは試練を通ってやって来る。失ったものが大きければ大きいほど獲るものも大きい。あらゆる大富豪が同じような経験をしている。彼らの求めていたものはお金ではなかった。お金を通して自己実現しただけだった。マーフィ理論は正しい。シンクロニシティもある。そして生まれた意味を知る。その時、本当の幸せといえる。さらに秘められた本来日本の目指していたところを知るだろう。日本は素晴らしい。大和の秘密がある。相手が在れば必ず受容克服凌駕する。問題があれば必ず解く。どんなに時間がかかっても。代々の務めがある。時代を開くこともある。その時が来る。そして開花する。本来日本伏流する。今も昔も黄金の國である。
この世には上の句と下の句がある。往々にして気づけない。それぞれの解釈の方法論がある。自ら気づかない限り、見抜けないものがある。それが禅においては牛過窓櫺だった。この世は空しいと思う人がいる。この世はバラ色だと思う人がいる。一人は空しい。所詮人の世であり、男がいて女がいる。昼があって夜がある。何事も両極がある。プラスとマイナスで灯りが点る。故に明るい。太陽と月である。己の言葉に風が吹く。わかる必要があった。要は自覚しているのかどうか。何を自覚するのだろうね。それが問題だった。自ら解かねばわからない。教えるだけでは駄目である。そしてわかる。何をわかるのだろうね。一方的な批判は中傷誹謗だった。建設的な批判がある。それが孔子においては公憤だった。故にこれまでの批判をお詫び申し上げる。若気の至りとおゆるし願いたい。これからはどう生きるのか。建設的に生きる。その為に害するものは廃する。やはり人間は万物の霊長だった。自覚して霊長となる。それで良い。この世の中はそのように出来ていた。自覚して明るい。故に宮島にある御堂のロウソクの灯は絶えたことがない。伝えられていた。今も昔も変わりはしない。何が変わらなかったのだろうね。何事も王道がある。愛蔵版がある。その価値に気づくかどうか。人生の醍醐味である。気づいたんだね。良かったね。お芽出度う。そして welcome ! 見えているのか見えていないのか。気づきがあれば、住めば都である。人間至る所に青山あり。それが独坐大雄峰だった。あるいは世雄(セイオウ)だった。これでこの世を明るく楽しく朗らかポジティブに生きてゆけるね。一仏成道観見法界、草木国土悉皆成仏。人間は考える葦である。その葦を通して宇宙を観る。王には王の道がある。何時までも醜いアヒルの子ではない。あるいは、かぐや姫は月に帰る。キリストも聖徳太子も馬宿の王子だった。わかるだろうか。わかる人がいる。わからない人がいる。それで良いのだった。気づけなかったね。長い冬だった。春は来たようだ。枯れ木に花を咲かせる話もある。そして一切衆生悉有仏性。ここに掬いがある。諸悪莫作、衆善奉行。莫妄想!空しさは無意味である。空は青い。
物質至上主義が終わった。精神が回復する。精神にとって辛い時代だった。それが戦後だった。何を裏切ったのか。勝手が過ぎた。それも試練だった。乗り越えなければならなかった。そして未来が見えて来る。怠惰だったのは自分だった。男がいて女がいる。西洋と東洋がある。明るい笑顔と輝く目がある。見つめ合って信じることが出来る。そして新しい何かが生まれる。一緒に育てていきたいね。自分のためにしないこと。幸せに至る条件だった。悲しい人がいる。辛い人がいる。それも段階だった。苛立つことはない。受け入れてあげよう。それが愛だった。その愛は回転する。何時か自分に帰ってくる。宇宙が祝福する。何でも思い通りとなる。思いがけない形で実現する。一瞬にして。それも法則だった。本当だった。何もかも調う。幸不幸は自分次第だった。ひとえにこころのおきどころだった。潔き日本に未来がある。卑怯姑息商人根性は何時か滅びる。本来日本の復活の意味はここにある。花は何処へ。何時か咲く。明るい日本復活の頃となった。天も黄泉も喜んでいる。日本の春である。あるいは開闢である。一箇の自覚疎か能わず。天が証明する。廓然無聖。空は晴れ渡る。これが本当の強さだった。強くなくては生きてゆけない。やさしくなければ生きる価値はない。知って解決する。最大の難問が解かれた。何だったのか。日本国憲法プログラム規定成就。彼の務めだった。もはや無敵だろうか。苦節三十有余年孤独な月の砂漠の旅があった。裁かれたのは彼だった。裁いたのは黄泉だった。そして彼は彼となった。彼は彼で良かった。
そして務めを果たす。何時か謎を解かねばならなかった。そのような人生もある。何もかも失った。それ故に解くべき時節が到来した。人生って不思議だね。信じられないね。信じられない者にとって、奇跡は神秘である。いくつもの経験から信じざるを得なくなると事実である。それを天の証明といって良い。もういいんだよ。お疲れ様。これで重荷を下ろせるね。ありきたりの日常に帰って来ることが出来る。失ったものがあるね。それは世間的なふつうの幸せだった。だけど誰かが解かねばならなかった。それも事実だった。ご苦労様。もういいんだよ。幸せになろうね。長い冬でしたね。寒くはなかったですか。お帰りなさい。魔との戦闘がありました。最終最大最後の敵は自分自身の中にある鬼ヶ島でした。魔との戦闘の後で本当の幸せを知るのでした。戦後失われていたものがありました。それはペリー来航の頃より始まっていました。本来日本を取り戻すといいます。それは何だったのでしょうか。本来日本が目指していたものでした。アナクロニズムではありません。それを以て新しい未来を開くのでした。野蛮は日本に似合わない。欺罔及びバイオレンスは日本の属性ではない。しばらく何が蔓延ったか。本来日本は明るい知性あふれる愛の國だった。 新しい時代となりました。