ヨブ記の約束
ヨブはうめいた。津波のように不幸がおしよせた。それでもヨブは神に祈った。この祈りは何故できたか。これが、前世からの因縁であった。ヨブは考えた。そして実行もした。しかしすべて奪われた。何故か。過去の清算であったのだ。それは、ヨブに与えられた試練。ヨブは堪えた。堪えるチカラはどこにあったろうか。これも、前世で培っていたものだった。やがて罪が消えるときが来る。その約束があるからこその試練であった。そして、一切の妄念が焼き尽くされる時を迎えた。ヨブは祈った。我のチカラではなかった。ヨブは自然から祝福された。至り点いたのだった。この世の使命を果たしたのであった。これが、ヨブ記の約束である。